うつ病の原因

 

 脈診術で食品の優劣ランク表を作っている時に、ひょんなことからうつ病の原因が推定される事柄がありました。最後まで読んで下さい。

 

 緑茶を脈診術で検査するとマイナス7倍もの超、悪い食品に分別されるのです。緑茶は日本人にはおなじみで、健康に良いという事を聞いたことはあるのですが、健康に悪いという事は聞いたことがありません。

 

 それなのに脈診術では最も悪い値が出たのです。自分の脈診術が間違っているのではないかと疑いました。しかし、そんなはずはない。しばらく考えているうちにふと閃きました。熱湯の中に少し緑茶を入れ成分を出してからもう一度検査してみたのです。

 

 すると、プラス3倍の良い健康食品としての値が出て来ました。緑茶は何倍にも薄める事によって良い食品になるのでした。

 

 緑茶にはカテキンという渋みと苦みのある超強力な殺菌力のある成分が含まれています。この成分が緑茶のままの状態では大量に含まれています。その成分も少しの緑茶で、何倍もの熱湯で抽出すると、その成分が柔らかい渋みと、ほろ苦いコクとなり、お茶の香りと旨みとを合わせて美味しいお茶となるのでした。

 

 ネットで「緑茶の健康被害」で検索してみると、ヘルシア緑茶というお茶が脂肪を燃焼させる効果が抜群だという事で一時期、有名になった事があります。その波に乗りヘルシア緑茶は海外にも販売されました。

 

 外国には日本では見られないような超肥満の体格をした人が沢山います。これらの人達にヘルシア緑茶はたちまち超人気になりました。ところが半年から1年たった頃から、肝機能障害を訴える人が続出したのです。

 

 中には肝臓移植をした人もいました。そんな人達にヘルシア緑茶の飲料を止めさせたところ、症状が改善したのです。それでヘルシア緑茶が肝機能障害の犯人だという事になり、多くの外国では飲用禁止になったのであります。

 

 ヘルシア緑茶というのは高濃度のカテキンを添加させたものであります。脂肪燃焼効果が抜群だと言っても、カテキンの成分を高濃度で添加させ、殺菌力を高めた緑茶は肝臓にダメージを与えたものと思われます。

 

 外国の人は痩せたいために毎日毎日積極的に飲み続けたのでしょう。その挙句6カ月を過ぎる頃から肝機能に異常が起こり、肝機能障害と診断されたものと思われます。

 

 日本ではほとんどヘルシア緑茶による肝機能障害が報告されていません。多分外人のように毎日飲んでいる人は少ないのだと思います。ときどき飲むぐらいでは肝機能障害になるほどの弊害は起こらないのです。

 

 何故、うつ病の話に、緑茶の事をこまごまと記したのかというと、緑茶の事により、うつ病の原因が推定される事柄が分かったのです。

 

 特定機能性飲料「リポビタン、オロナミンC」などは健康に得に良いと言われて政府のお墨付きです。ところが脈診術で検査するとマイナス7、超最低の値が出るのです。

 

 これらの食品は化学合成されたビタミン類です。自然のビタミンと化学合成されたビタミンでは質がまるっきり違うのです。自然のビタミンに似た作用はするようですが、一時的なもので後には副作用が残ります。

 

 働き盛りのサラリーマンは過酷な労働を乗り切る為、特定機能性飲料を飲んでその日を快適に、仕事が出来るように頑張っています。それを飲むと元気が出てその日は快適に仕事が出来ます。

 

 先にも書いたように、副作用が残りますから毎日飲んでいると、だんだん疲労が蓄積され、やがてうつ病を患うようになります。別に悪いような事は何もしていないのに、朝起きるのがつらい、身体がダルイ、気力が起きない、気持ちが落ち込む、人と対面するのがつらくなる。

 

 このような症状が出て来て、それがだんだん酷くなるので、これはいかんと思い、特定機能性飲料を前にも増して飲むようになります。ついに限界に達して、医者に係るとうつ病と診断され薬を処方されます。

 

 この薬が、またその場だけの薬で、基本的に改善させる薬ではありません。その為、うつ病と診断されると何年にも渡って酷い症状に苦しみ、経済的にも体力的にも大きな打撃をこうむるのです。

 

 特定機能性飲料が脈診術ではマイナス7倍であるという事は、それが腸の中に入った時、その人の腸内細菌の力が10倍だとすると、10倍-7倍は3倍となり、腸内環境が悪くなります。

 

 人間には自然回復力があり、その人の持っている生命力から足りない分は借りて来て元の10倍に還り、健康体を保ちます。ところが毎日毎日マイナス7倍の飲料水を飲まれると身体が悲鳴を上げます。これがうつ病の原因です。

 

 ここでカテキンを含んだヘルシア緑茶を毎日飲んだ外人が6ケ月から1年の内に肝機能障害を起こし、国を挙げて輸入禁止に踏み切る事態になったことを関連して考えてみて下さい。

 

 脂肪減少効果があると言われても、毎日毎日マイナス7の飲料水を飲み続ければ肝機能障害になります。オロナミンCやリポビタンもマイナス7の飲料水です。毎日飲んでいるとマイナス7が続き、腸内環境が悪化するのです。

 

 その挙句、うつ症状が出始めて、それを乗り切るためにさらに機能性飲料を飲む事になります。健康に良いと本人は信じ込んでいます。又、それを飲むとその日だけは快適に過ごせるのです。

 

 このような見せかけの元気回復飲料水が日本には政府のお墨付きで蔓延しています。ビタミンC何倍とか、ビタミン剤、ビタミン添加食品など数えればきりがないほど食品には取り入れられています。

 

 特に化学合成された特定機能性飲料水には気を付けましょう。資源ごみのゴミ出しの時、機能性飲料の空き瓶がごっそり出されているのを見ると、日本人はてっとり早く健康になる事を考えている人があまりにも多いので驚きます。

 

 これでは働き盛りの人がうつ病になり、国の重要な問題となっている事と考え合わせると、うつ病と特定機能飲料水との関係がはっきりと推定できると思ったのです。推定ですから科学的根拠で物を言っているのではありません。

 

 しかし、鍼灸治療院に来る患者さんの中にも機能性飲料水が原因と思われるうつ病の患者さんが何人も居るのです。