臭いオナラは要注意

 オナラが臭い、大便も臭い、口臭も臭い、という人は注意が必要です。腸内で悪玉菌が勢力を増し、入ってきた肉類や脂肪を分解する胆汁を餌として、ウエルシュ菌や有害な大腸菌が腐敗物質を作り、強烈な悪臭を放ちます。

 

 大腸の中がヘドロとゴミで一杯になり、入ってくる肉類や脂肪を、悪玉菌が分解して腐敗物質を作り出します。その腐敗物質を身体が吸収して、血流に載せ全身に配布しています。

 

 若い時には吸収された毒素を肝臓が解毒して体内に取り込まないようにガードしていますが、肉類、脂肪類中心の食生活をしていると、やがて肝臓の解毒作用も衰えてきます。解毒作用が衰えてくるとオナラ、大便だけでなく口臭も臭くなります。

 

 口臭が臭いと言うのは、お腹で生まれる悪臭ガスは、オナラとして出るだけではありません。血液によって身体を巡り、肺のガス交換を通じて、口臭となり息が臭くなるのです。

 

  野菜、果物を取る量が少なく、肉や脂っこいものを多く取る人は大腸内で悪玉菌が増え続けます。お父さんの入った後の便所は臭くてしばらく入れない。オナラも臭くて我慢できない、口臭が酷く近くで話も出来ない。

 

 こんな人は大腸の中がヘドロとゴミで一杯になり、悪玉菌の巣窟のような状態になっています。癌や慢性病に掛かる率が極端に多くなります。働き盛りのお父さんがこのような状態にある場合、早急に改善策を講じてください。

 

 一家の大黒柱が癌を宣告され病に倒れると、家族は壊滅状態になります。臭いオナラ、臭い大便は腸内環境の状態をしっかりと反映しています。若い人でも臭いオナラが気になる人は改善が必要です。

 

 悪玉菌を減らし、臭いオナラ、臭い大便を解消する改善策

 

1.出来れば一度断食をしてください。1週間ほどの断食をすると、腸の中には食物が全く入ってこないので、カロリーになるものはヘドロでも、何でも吸収してしまいます。その為、腸の中はきれいに掃除されたような状態になり、リセットされます。腸の中だけでなく、内臓から免疫細胞、血管、全身の細胞まで大掃除してくれるのです。

 

2.食物繊維の多い野菜、果物を多く取る。果物は生で食べますが、野菜類は温野菜にして、火を通すとかさが減り沢山食べられます。これが大腸の中に入ると善玉菌の餌となり、善玉菌が増えてきます。善玉菌が増えると悪玉菌は減るのです。腸の中は一定の広さですから、片方が増えると片方は減るように出来ています。

 

3.,,5、の食生活。朝腹8分、昼腹8分、夜腹5分の食生活のことです。間食や夜食はしないで、3度の食事を少食にすると善玉菌の増え方は加速されます。特に夜の腹5分が大切です。夜のお休みモードの時、腹5分にして置くと、早々と消化吸収が終わり、人間の睡眠と同時に腸も内臓も消化器官全体が休むことが出来、腸内環境はとても良くなります。

 

4.睡眠は必ず最低でも7時間は休むようにしましょう。睡眠は副交感神経が有利になり、身体をリラックスさせる一番の休養です。お通じに必要な腸が便を押し出すための「蠕動運動」も副交感神経が優位なときに活発になり大便がよく出ます。精神が安定して、善玉菌が増え、腸内環境も改善され、免疫細胞、愉快物質、血流の促進、内臓の改善などよい事が沢山あります。

 

5.発酵食品を取る。納豆、キムチ、梅干、味噌汁、糠漬け、豆乳ヨーグルトなどの発酵食品は、食品を麹菌や納豆菌、乳酸菌などによって発酵させ分解、吸収させることによってビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素などが生産され、栄養の宝庫なっています。これを食べる事によって、善玉菌の増加は促進されます。

 

 以上5つのことを実行すると、必ず腸内環境は改善され、ヘドロとゴミは無くなり、大便、オナラ、口臭、も全然気にならないぐらい改善されます。臭いオナラは健康のために、大至急改善してください!!