トランス脂肪酸の謎

トランス脂肪酸の謎

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 トランス脂肪酸が入った食品は保存性が抜群で腐りにくいため、現代では多くの食品に使われている。それが入っていない食品を探すのが困難なくらい、どの食品にも使われている。

 

 防腐剤は毒性があり、食品に添加すると細菌を殺すので保存が効くというのは、頷ける。ところがトランス脂肪酸の場合、毒性としては少ない。それなのに何故、保存性が抜群に良いのか?

 

 防腐剤の場合、食品に添加したものでも、夏場では10日もすると腐ってくる。ところがトランス脂肪酸の場合、マーガリン、フライドポテトの実験では1年~2年、放置しておいても、カビも生えないし、虫も来ない、腐らない、毒性が無いのにどうして、そのようなことが現実に起きるのか?

 

 植物性の油脂に水素を添加して加工してあるので、プラスチック状の分子となるため、腐らないという説が多い。しかし、どうも納得が行かない、原料の油脂が水素と反応してプラスチックに変化するというのか?

 

 ショートニングの油はマヨネーズやドレッシングに70%も混ぜてあるので、保存性は抜群に良くなる。食堂ではマヨネーズ、ドレッシング、ソースなど常温のところで、飯台の上に置き、お客が自由に使う事ができる。

 

 マヨネーズなどには原料にタマゴが入っている。それが常温の飯台の上で1ヶ月も2ヶ月も腐らないで使えるというのはおかしい。家庭では冷蔵庫に入れているとはいえ、半年から一年もの間マヨネーズを少しづつ使っているところもある。それでも味が変わらないし、食中毒も起きない。

 

 毒性が無く、プラスチック状の分子であるだけで、こんなに保存性が良くなるのだ。その裏には身体にとって毒性はないが、無機質な物質が取り込まれている現状がある。

 

いま、判っていることは、アレルギー、不妊症、精子の減少、肥満、便秘、痴呆症、アルツハイマー、心臓病、心筋梗塞、脳梗塞、脂肪肝、うつ病、などの原因となっていることが知られるようになっている。

 

 原因があるから結果が出て来ているにもかかわらず、毒性が無いと言われて、日本では規制されず、堂々と使われている。2年間、放置してもカビが生えない、虫が寄り付かない、腐らない、この裏に何が潜んでいるのだろう?

 

ネットで調べてみたが、これだという説を明確に打ち出しているものが見当たらない。どの人もおかしいと思いながらも、その答えにたどり着いた人は居ないようだ。

 

私が危惧しているのは、無毒でありながら保存性抜群のこの食品が、癌などの原因となる要素を含んでいる確率も高いというところにある。しかし、今のところ残念ながら、その確たる証明は出来ない。

 

脈診術で食品を検査してみるとトランス脂肪酸の入った食品にはすべて拒否反応を示している。虫が寄り付かないように、人間の脈【生体電流】にはこの食品の害をしっかりと見極め拒否反応を示す力が備わっていた。

 

それなのに人間の舌の感覚では、とても美味しいという感覚だけが一人歩きする。それは脂肪分 + 糖分は、脳にとって素晴らしいご馳走である。その為、脳が欲しがるから、生体反応が拒否できないのだ。

 

そこでは私は仮説を立ててみた。もし、外壁に塗るペンキに、卵を溶いて練りこみ、それを壁に塗っても、腐らないのではなかろうか? 卵が完全にペンキに溶け込み、食品としての価値を失い、異物となった場合である。

 

おそらくカビも生えないし、虫も寄り付かない、腐らない、何年でも保存できる。このように考えると合理的で筋が通っている。植物油に水素を添加して加工したショートニングは食品ではなく、化学物質となっているのではないだろうか?

 

食品ではない為、カビが生えないし、虫も寄り付かない、腐らない、という物質になっている。ショートニングは食品ではない部類に入るが、植物油が原料として使われている為、腸の中で腸内細菌が脂肪分と錯覚して吸収してしまうと考えられる。 ここまでの説は、私の仮説だから誤解しないで欲しい。

 

人間の身体の中には50兆の細胞が生存している。その細胞の細胞膜は原料が脂肪である。脂肪分として取り込まれたショートニングは人間の50兆ある細胞の細胞膜として使われる。

 

ところがトランス脂肪酸は、必須脂肪酸の役割を果たせない為、脳の脂肪膜が不安定になり、脳の伝達機能が衰えてしまう。その影響で脳みそが硬くなり、うつ病、認知症、パーキンソン病、不眠症になり易くなる。

 

脳だけではなく、全身の細胞の細胞膜にも蓄積されるので、その影響は全身に及ぶ。細胞膜は「知性を持った器官」とも言われており、細胞にとって必要な物、不必要なものを切り分ける、環境から受ける様々な周波数をキャッチして細胞に伝えるなど全身の「細胞の振舞」に影響を与えている。

 

人間の皮膚は、寒さ、暑さ、痛い、冷たい、熱い、気持ち良い、など様々な影響を察知して脳に伝えるため脳が敏感に反応します。細胞膜もこれと同じです。細胞は生きた一個の生命体です。個々の細胞は独自の使命を全うする為、日夜働くためには、細胞膜による周波数のキャッチが不可欠なのです。

 

トランス脂肪酸が蓄積された細胞膜では、身体から送られる信号を上手くキャッチできなくなります。そうなると、どういう事が起きるのでしょうか?

次にトランス脂肪酸による害について7つ記入します。

 

1、      肝臓に脂肪が付く脂肪肝を誘発する為、解毒作用が衰えて、アレルギー、喘息、小児ぜんそく、アトピー性皮膚炎になりやすくなる。

2、      トランス脂肪酸は固形物である為、固まり易く血液をドロドロにする作用があり、動脈硬化を起こしやすい。その為、心臓病、脳梗塞、狭心症、などの血管系の病気を起こしやすい。

3、      脂肪を分解、消化する機能が弱る為、肥満になり易い。

4、      脳の細胞膜が上手く信号を細胞に伝える事が出来なくなり、脳細胞の働きが悪くなる為、認知症、アルツハイマー、痴呆症、うつ病など脳が関係する病気になり易い。

5、      卵巣や子宮、精巣などの生殖器官の細胞に蓄積されると、不妊症、不感症、婦人科疾患全般、に影響を与え、男性では精子の減少が進む。

6、      膵臓の細胞に影響を与えると、インスリンの働きを阻害し、糖尿病のリスクを高める。

7、      最後は癌です。これは私の仮説ですが、全身の細胞膜に、徐々に蓄積されると、ある所までは何ともないのですが、一定量を超えるような事態になると一挙に癌細胞が増殖され、一番弱い所に癌が発生するものと

考えています。

 

 トランス脂肪酸はプラスチック状に変化している食品の為、腐らないと言われているが、どうしても納得がゆかない。私の中では食品としての考えがある。そこを無理に、プラスチックと言う無機質な物質として考える事に抵抗があった。

 

無機質の物質であれば、カビが生えない、虫が寄り付かない、腐らない、のは当然である。ところが、美味しい、脳が喜ぶ食品である、サクサクした食感が良い、このような食品がどうして無機質な物質なのか?

 

この矛盾を払拭するのに時間が掛った。無理にプラスチック状の物質なのだと頭の中にねじ込んだ。それにしても可笑しい? 精密な人体がまんまと騙されて、体内にある50兆の細胞膜の材料として使われている事だ。 

 

有機質な細胞が無機質な材料を取り込み、細胞膜を形成するという事が理解できない。それでも人体は騙されて細胞膜を形成してしまうのだ。その挙句、外界との信号キャッチがスムーズに行われなくなり支障をきたすことになる。

 

無毒で何の影響もないと思われているトランス脂肪酸。実は身体の中に徐々に蓄積され、あらゆる病気に影響を与える恐ろしい存在になっている。問題は、今やほとんどの食品に含まれ、それを排除することが出来ない現実だ。

 

出来るだけ新鮮な食品、加工していない食品、賞味期限の少ない食品、などを選んで食べる様にすると比較的安全になる。自分の健康は自分で守らなくてはならない時代になった。お互い様、トランス脂肪酸には気を付けよう。