抗酸化食品

 SOD食品(抗酸化食品)というのは、スーパー、オキサイド、ディムターゼの頭文字を取ったもので「活性酸素」を取り除く酵素を多く含んだ食品の事です。抗酸化食品と言われています。

 

 活性酸素は少量であれば不要になった細胞を除去したり、細菌を殺したりと、とても良い働きをしてくれます。ところが過労、過食、間食、酒、たばこ、精神的負担、睡眠不足などによって、大量に生産されます。

 

 この活性酸素が多くなり過ぎると、癌や多くの慢性病が発生する元となります。病気の90%に当たるものは活性酸素が関係していると言われています。鉄を錆びさせたり、リンゴを切って放置すると変色するのも活性酸素によるものです。

 

 活性酸素により細胞に傷が付き、癌や色々な慢性病が発生します。活性酸素は交感神経が緊張している時に多くなり、昼間は緊張して交感神経優位になり過労、過食、ストレス、などで増加します。

 

 活性酸素を除去する為に、若い人は生まれつきSODを沢山持っており、活性酸素の弊害をたちまち取り除く機能が備わっています。その為、癌や慢性病にもなりにくいし、少しの病気ならすぐに回復します。

 

 40歳代くらいから、体内に持っているSODは少なくなり始めます。70歳代になると若い頃の5分の1くらいになります。現代の社会生活では、活性酸素が増えるストレスが非常に多い為、癌になる人もドンドン増えています。

 

 夜はゆったりとお風呂に入り、少食にして熟睡すると副交感神経が優位となり、活性酸素を抑制する酵素が増産され、余分な活性酸素を取り除いてくれます。

 

 その時、活性酸素を取り除く役目をするのがSOD食品です。この食品を毎食事に食べていると、寝ている間の副交感神経優位な状態が増幅され、より有効に活性酸素を取り除いてくれます。

 

 SOD食品を意識して多く食べる様にすると、年齢による減少をSOD食品がカバーしてくれます。それと共に、夜はゆったりと身体を休め、熟睡をすると、副交感神経が優位になり、体内のSODを増加させ、活性酸素を取り除きます。

 

 癌になっている人、慢性病でお困りの人、アレルギーを持っている人などは、SOD食品「抗酸化食品」を毎食、取るように心がけてください。

 

 **SOD食品**

納豆、キムチ、モズク、梅干し、味噌汁、昆布、クルミ、オリゴ糖、オートミール、酵素、黒酢、レモン酢、甘酒、鰹節、豆乳ヨーグルト、糠漬け(なるべく手作りの物)、干し柿、青背の魚、イカの煮物、枇杷の葉お茶、干しシイタケ、ウコン、赤米、本物のハチミツ、ココナツオイル、ひよこ豆、サトイモ、小麦粉(全粒粉)、ブラックペッパー、麹菌、黒ニンニク、干しエビ(サクラエビ)、七味唐辛子、コショウ、からし、削り節、乾燥わかめ、ひじき、シナモン

 

 これらの食品はすべて手作りで、昔ながらの物ほど効果は大きく、現代風にアレンジすればするほど、その効能は少なくなります。流通に乗せるために殺菌や食品添加物が入ると、効果はほとんどありません。

 

 抗酸化食品はビタミン、ミネラルも豊富に含んでいる物が多く、栄養的にも優れています。麹菌、乳酸菌、などにより発酵させた物の多くが抗酸化食品となっています。

 

 癌になっている人は、過労、過食、間食、食品添加物、精神的疲労、睡眠不足、などによって活性酸素が増大する生活をしてきた人が多いのです。その活性酸素は身体の不調からも増大しますので、癌がステージⅣにもなっている人は、仕事をしなくても、活性酸素は増大する素地が造られています。

 

 体力のある人は自力のSODで活性酸素を取り除くことが出来ますが、末期癌になっている人の場合は、抗酸化食品(SOD食品)を積極的に取る食生活が必要になります。

 

 かといって過食はいけません。少食の中にも栄養分を考えて多種類の食品を出来るだけよく噛んで食べて下さい。朝は腹八分、昼も腹八分、夜は腹五分の食生活が理想です。内臓に負担が掛らず、安眠も出来ますので、活性酸素を除去する力が強くなります。抗酸化食品が良いと言ってもそればかり食べるのは良くないです。多くの食材の中に毎食、抗酸化食品が入るようにして下さい。