人間の腸内には3000兆個の細菌が生息している。毎日食べている食物を分解、栄養物を吸収、免疫細胞の生産、残り粕を発酵食品に変化、多種類の酵素を生産、残った粕に毒素を絡めとり排泄、これらの作業を毎日行っている。

 

 人間は美味しい物を食べるだけ、後の作業は腸内細菌にお任せだ。寝ている時でも、遊んでいる時、運動をしている時、テレビを見ている時、何も感じていないが腸の中ではセッセと細菌が、人間の生命活動を手助けしてくれている。

 

 その大切な腸内細菌に、衝撃を与え、殺し、疲弊させ、悪玉菌を増やしている、それが害のある食品だ。農薬、食品添加物、科学薬品、酸化した油、精製した食品、などである。

 

 スーパーで売られている全食品の8割までが汚染されている。レトルト食品、清涼飲料水、お菓子類、冷凍菓子、ハム、ソーセージ、インスタント食品、調味料、などほとんどの食品の中には害になる添加物が仕込まれている。

 

 昭和40年ごろから、癌、糖尿病、心臓病、脳血管障害、神経疾患、などが徐々に増え始めドンドン右肩上がりに倍増している。その原因となるのが科学技術の発展による食品添加物の存在だ。

 

 食品添加物の全くなかった時代には、現代の慢性病は存在しない。伝染病、怪我、おでき、風邪ひき、回虫、下痢、などの病気が大半で、特にコレラ、チフス、赤痢、天然痘、結核、などの伝染病が最大の病であった。

 

 伝染病を克服した現代の病気は様変わりして、あらゆる慢性病が蔓延している。食品添加物は腸内の細菌にとって天敵と言えるほどの脅威を受けている。毒物ほど細菌にとって嫌なものは無い。

 

 そもそも、添加物は食品を安全に日持ちして、流通に乗せ、変化しやすい食品を安定させ、金儲けの為あらゆる手段を選んだ薬物である。食品が変化しやすいという事は腐るという事だ。それを阻止しているのが添加物である。

 

 腐るという事は細菌が繁殖しないように添加物を仕込んで細菌を殺しているのだ。外界の細菌も、腸内の細菌も、ミクロの世界に生きている。添加物が腸に入った時、腸内の細菌は衝撃的な打撃をこうむることになる。

 

 ただ、添加物の場合は、食品に入れる為のものであり、安全で微量な物しか許可されていない。その為、急激な体調不良になる食品は皆無である。全く分からないうちに徐々に体調不良は進行してやがて慢性病となる。

 

 腐るという事は食品を分解するときに必ず起きる現象だ。乳酸菌、麹菌、などの善玉菌による腐敗は栄養となり、悪玉菌による腐敗は毒素を発生する。善玉菌優位な腸内では日和見菌が善玉菌の味方をして優秀な栄養を造る。

 

 食品添加物は善玉菌にも、悪玉菌にも衝撃を与えるが、毎日の食事で添加物が入ってくると、菌全体の活動能力が落ちる。添加物は毒素であるから、食品の分解が遅れると体内で食品が腐敗、毒素を発生する。この時、悪玉菌が増えると考えられる。

 

 その意味で健康に対する悪の根源は、食品添加物であると断言することが出来る。運動不足、食べ過ぎ、飲み過ぎ、精神的不安、過労、人間関係、など病気の原因は沢山ある。

 

 しかし、これらの病気の原因は昔も沢山あったに違いない。昔と現代での決定的な違いは食品に含まれる添加物である。腸内細菌を痛めつける添加物を排除しなければ慢性病克服の道は開けない。

 

 脈診術は生体電流を感知して、害のある食品全体に対して拒否反応を示す。その為、総ての害のある添加物に対して、はっきりとしたNOのサインを提示してくれる。

 

 全食品の8割に当たる食品に忍ばせてある添加物といえども、生体電流の反応には根こそぎ選別される。食品添加物を根本的に排除する為には、脈診術を習得することが一番の近道となろう。

 

 現代医学では、癌にはこの薬、高血圧にはあの薬、総て薬で解決する時代である。根本の腸内細菌を見ていない、添加物に関心を持っていない、食生活に興味を示さない、根本を外した対症療法に終始している。

 

 人間はミクロの細菌に生かされていることを知るべきだ。