癌患者の食事

 アメリカ人のケリー ターナー女史は末期癌から生還した人に対して、100人以上の人を対象に、世界各国を飛び回り、アンケートを取りました。何が彼らを癌から生還させたかについて研究している人です。

 

 そのアンケートによると、末期癌生還者に共通している、食事療法は次の5つです。

{C}  砂糖、肉、加工食品、乳製品、精製穀物を大幅に減らすか、摂取しなくなった。

{C}  野菜と果物、海産物、発酵食品を大幅に増やした。

{C}  有機食品「オーガニック」食品を選ぶ。

{C}  天然水または浄水器の水を飲む。

{C}  途中から近代医学をきっぱり否定、化学薬品を身体に入れないようにした。

 

ここで一番大切なことは【近代医学をきっぱり否定、化学薬品を身体に入れないようにした】ところです。

 

 腸内細菌が活発に働くことによって、良い栄養素が吸収され、元気の良い免疫細胞も造られます。抗癌剤などの化学薬品を体内に入れないと、腸内細菌はだんだん元気になり健康度が高まるのです。

 

 ところが、抗癌剤、化学薬品などの毒物を体内に入れると、腸内細菌は弱まり腸本来の働きが出来ないため、免疫細胞も弱いのが少ししか出来ません。これでは癌細胞を自然退縮に導くことはとても出来ないのです。

 

 腸内細菌がしっかりと働けるように気を使った生活をすると、癌細胞を攻撃する機能である免疫細胞は、腸が勝手に素晴らしい物を作ってくれます。免疫細胞によるがん攻撃こそが本来の癌攻略法です。その為に、 化学薬品などは身体の中に入れないことが一番良いのです。

 

 次に加工食品ですが、全食品の8割に当たる商品には食品添加物が入っています。食品添加物は防腐剤によって食品を長持ちさせています。この防腐剤が腸内細菌を弱らせる元凶となっています。

 

 加工食品には防腐剤が入っている食品が多いので、腸が造りだすビタミン、ミネラルなどの製造が大幅に制限されます。白砂糖、白パン、白ごはんなど精製された食品はビタミン、ミネラル、食物繊維など重要な栄養素がすべて剥ぎ取られ、炭水化物だけになっています。

 

 加工食品に入っている添加物で腸が弱っている体内に、白砂糖、白パン、白ごはんなどビタミン、ミネラル、食物繊維が剥ぎ取られた食物が入ってくると、ただでさえビタミン、ミネラルの製造が弱っている腸内では、栄養が極端に不足します。

 

 不足した栄養分を体内に蓄えてあるビタミン、ミネラルを抜き取って補充しますので癌体質に移行するのです。牛乳は仔牛に飲ますための牛乳で成長ホルモンが30種類も入っています。

 

 人間の成人には必要のないホルモンです。このホルモンを腸内細菌が排除する為、必要以上の負担が掛り、腸の弱りに繋がります。牛肉は栄養豊富ですから、腸内細菌が健全な人なら消化吸収がスムーズに行きます。

 

 腸内細菌が弱い人の場合、消化吸収が遅れ腸内に肉が留まる可能性が高くなり、便秘による毒素の吸収が起こります。癌の人は肉を食べないように言われるのは、豊富な肉の栄養がアダとなって、悪い影響を及ぼすこともあります。

 

 野菜、果物、発酵食品、オーガニック食品、天然水などは総て、腸内細菌を活発にする最高の食品です。このように優秀な食品を毎日食べていると、腸内細菌が元気になると、良い栄養が造られ、体内の細胞も活気が出て、優れた免疫細胞も製造されます。

 

 腸内細菌の活性化が基本となって、身体全体が健康になりますと、癌細胞が住めない身体になります。癌の自然退縮は身体の中にある総ての癌細胞が何時の間にか無くなっているのです。

 

 100人以上の末期癌患者さんを世界各国に旅して追跡調査したケリーナーター女史が行き着いたところも、腸内細菌の活性化と言う動物の健康度の原点でありました。

 

 すべての動物は食品添加物のない食物、化学薬品のない生活を自然の中で満喫しています。これは当たり前ですが、健康の原点となっているのです。