海老蔵さんの奥さんで、6月22日に死亡した小林麻央さんの記事を読みました。誰もが辿る道ですが、乳がんが4期だったそうです。4期という事はすでに転移があり、癌細胞も胸一面に広がっているという事です。
このような事実を突きつけられたら、誰もが抗癌剤治療に踏み切るのが当然です。しかし、考えてみてください、末期癌から生還した人たちは、ほとんどの人が4期の癌を持った人たちです。
しかも、度重なる手術や抗癌剤、放射線で体がぼろぼろの状態です。それにもかかわらず、敢然と抗癌剤治療を拒否、独自の食生活、運動、笑いのある生活、生活環境の見直し、良質な睡眠、半断食、など総合的な対策で乗り切っています。
ブログを読ませていただきますと、最後の方は強烈な痛み、象のように腫れた足、40度近い高熱、など様々な苦痛に悩まされています。そのような苦痛を乗り越えて生きようとする生真面目さが感じられます。
抗癌剤治療がダメだという疑問が湧いてこなかったのでしょうか? ただ一途にその治療法しかないという考えだったのでしょうか?今は多くの書籍で、抗癌剤治療の害が言われています。
当然、海老蔵さんも抗癌剤の害については熟知していたものと思われます。それにもかかわらず、最後まで抗癌剤治療にこだわったのは、その道しかないと思い詰めていたのではないかと思います。
超高性能な人体の変化に対して、抗癌剤治療はあまりにも次元の低い粗末な方法なのです。その証拠に欧米では、1995年から抗癌剤治療を最小限にとどめた結果、年々、癌死亡率が低下しています。
日本は相変わらず、抗癌剤治療を続けています。その結果、癌死亡率は相変わらずドンドン上がり、男性ではアメリカを抜いてしまいました。製薬業界、医療業界、政府の天下り先、のドル箱を清算することは許されないのです。
欧米の抗癌剤否定の風潮に対して、日本は一切無視しています。又、近藤誠医師の抗癌剤否定論に対しても何の反論もしなくなりました。これは抗癌剤治療が、何の効果もなく、害を招き、短命になることを、医師自ら悟っている証拠であります。
しかし、末期癌になると医師としては打つ手がなく、また患者さんもこの治療しかないと思い込むのでしょう。代替え医療というと、全く素人の治療のように思われるのかもしれません。
ところがアメリカではついに、現代医療の医療費を、代替え医療が追い抜いたのです。しっかりと現実を素直に受け止めるアメリカ国民の人間性にあるのでしょうか。
超高性能な身体に対して、薬や手術、抗癌剤、放射線、など攻撃的な治療は時代と共に衰退していく傾向にあると思います。日本人も早くこの傾向に気が付いて、人体が自然に持っている免疫機能を、もっと信じて早く対処してほしいものです。
化学が発展して何もかもが便利になる世の中で、日本人は超高性能な人体より科学の方が上回っていると錯覚しているのだと思います。人間の力が自然の生物を上回ると考えるのは、あまりにも愚かなことです。
小林麻央さんには申し訳ないのですが、抗癌剤の害についてどうしても言わないではいられない心境になりました。抗癌剤治療を受けながら代替え治療で、痛みだけでもとりたいという患者さんがいます。
これではダメです。死んでも悔いを残さない覚悟で、きっぱりと抗癌剤を否定しなくては、生還した末期癌患者さんにはなれないのです。その決断は患者さん本人の強い意志がなければなりません。