癌と肝臓の関係

 肝臓ガンになるのは、肝臓から発生する原発性肝臓癌と、他の臓器から転移してくる肝臓癌の2種類があります。原発性の肝臓がんは約20%、他の臓器から転移して来た肝臓がんは80%になります。

 

原発性というのはB型肝炎、C型肝炎、によって肝臓内でウイルスが増殖します。そのウイルスを免疫細胞が攻撃することによって、肝細胞も傷つき、肝硬変から肝臓がんになります。

 

 このB型肝炎、C型肝炎は、今から40年前ぐらいに行われていた注射針の使いまわし、血清の注射、輸血、が原因でウイルスが感染しました。現在ではそれが分かり、対策が取られている関係でB型、C型、は激減しています。

 

 ただ、40歳代以上の人には、昔感染したウイルスが今でも残っており、原発性肝臓がんとなって現れています。

 

 現在で、最も多いのが転移性肝臓がんです。全肝臓がんの80%を占めます。手術の時に、癌の患部から癌細胞が流れだし、血流に乗って肝臓の門脈から入り込み肝臓に住み着いた癌です。

 

 胃癌、大腸癌、肺癌、などの手術後に転移性肝臓がんとなって現れます。

 

 肝臓がんに限って考えられるのは、昔の医療ミスや手術後の転移が圧倒的に多いのです。手術は癌の部分をごっそりと取り除くため、最高に効率的な方法と思われますが、人間が考えられない所で、癌細胞は流れ出ているのです。

 

 癌にも本物の癌と、グレーゾーンの癌、良性の癌、があり、本物の癌であった場合は手術することによって、肝臓やリンパ節に転移性の癌を発生させる危険性が大きくなります。

 

 本物の癌は、癌の塊を中心として、その周りに根を張り巡らせています。根の部分は肉眼では全く分かりませんので、癌を手術した時に、根の部分が血流に乗って流れ出すものと思われます。

 

 大腸がんや胃がんの手術の後、肝臓に転移性肝臓がんが発見されるのは、大腸や胃からの栄養分は必ず肝臓に集められ、肝臓で処理した後、再配分される仕組みになっている為、悪性の大腸がん、悪性の胃癌、手術の後は、転移性肝臓がんとなって現れる確率が高くなります。