香川県高瀬町にて新茶摘み
末期癌から生還した人の伝記を読んでいると、いくつかの共通点が浮かび上がってくる。だいたい要約すると次の5点になる。
① 抗癌剤治療の途中できっぱりと、すべての抗ガン治療を断っている。
癌治療で苦しんでいる時は必死になって勉強している人が多い。本やネットで調べ、抗癌治療が体の免疫をどんどん低下させている事に矛盾を感じ、自分の心の中で、抗癌治療との決別をした人が多い。
② 癌にかかって初めて、食生活、軽い運動、笑いのある生活、良質な睡眠、など生活の基本が大切であることを痛感している。入退院を繰り返す生活の中で、人間の生活の中で何が大切かを勉強、薬よりも、抗癌治療よりも、根本的な生活の改善が大切であるという考えに至った人が多い。
③ まだ自分の中に生命力が残っている時期に、抗癌治療を断っている。抗ガン治療をきっぱりと放棄するには、自分の命を放棄するほどの決断がいる。普通の人ではこの決断が出来ない。その決断を生命力が残っている段階で決意した人が生還している。
④ 痛い目に会わなければ本気で生活を変えられない。若くて癌になる人は、社会の中で活躍している人に多い。収入も高額でその生活を変えられないのだ。ところが無理な社会生活が癌になった根本だと悟ったとき、職場も生活もすべて改善している。
⑤ サプリメントなど1つや2つの生活改善策で、癌に立ち向かうことは出来ない。末期癌生還者さんの多くは、癌対策を真剣に勉強して、身体に良いと思われることを総合的に取り入れ、実行している。
以上だいたい共通して見えてくる改良点は、上記の5つに絞られるように思われる。これらの共通点を見るにつけ、これなら初めから抗ガン治療を受けないで、生活の改善で乗り切ればよいと思うのだ。
ところが、人間の経済的な欲、癌に対する恐怖観念、医療に対する無知、抗癌治療を放棄する決断、現大医学への信頼、癌の性質など癌の実態が分からない、などの理由から、多くの人は抗ガン治療へと突き進んでゆく。