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真面目な人は癌になりやすい
真面目で、人に信頼され、会社でも中堅どころで頑張っている、将来有望な社員が癌にかかりやすいのです。なんであんなに良い人が癌にかかるの? 周りの人たちはビックリしてしまいます。
真面目という事は、約束したことは忠実に守り、責任感が強く、周りから信頼される事に、無理をしてでも答えようとして、身体を酷使するのです。過労や長時間労働は身体を癌体質に変える事になります。
看護婦さんのような夜勤のある仕事。昼夜3交代で夜の安眠が出来ない仕事。営業で夜の接待や飲み食いが続くような仕事。部下と上司に挟まれ、どちらにも気を使う仕事。このような仕事の中で、あまりにも真面目すぎる仕事ぶりは身体に負担をかけ、癌体質になりやすくなります。
特に、仕事や家庭の事情で睡眠時間を削って、猛烈に孤軍奮闘している人の場合は癌になりやすい立場にあります。嫁ぎ先の親に気を使い、家族にも気を使い、無理をして仕事をこなしている人も注意が必要です。
肝臓がんになった看護師さん35歳
看護専門学校を卒業して看護師さんになったAさんは、週2回の夜勤体制の中で楽しく勤務をしていました。そんな彼女に勤務変更がありました。看護師不足の中、仲間の看護師が2人も倒れて辞めてしまいました。
全員の看護師で相談して、夜勤を週3日にしました。そんな時でした実家のおじいさんが認知症になったのです。夜勤明けの日には実家の両親の代わりに、おじいさんの面倒を見る事になったのです。
認知症はダンダン酷くなり、5年ほどたった時には、徘徊するようになり、自分のうんこを壁に擦り付けて歩くこともありました。その為、目が離せないのです。
看護師の仕事とおじいさんの面倒を診ることで、体はボロボロになり、自分でもいつ倒れるか分からない状態になっていた時です。とうとう病院で勤務中に倒れてしまいました。精密検査の結果、肝臓癌が見つかったのです。
ラジオ波焼灼療法を受け、癌を完全に取り除きました。それからまた元気を出して看護師とおじいさんの世話を始めました。4か月後、肝臓がんは再発しました。やはりラジオ波焼灼療法を受け癌は完治と医者に言われました。
ところがその後、3回再発、最後は7センチの癌になっていたので、ラジオ波は出来ず、手術となりました。彼女にはB型肝炎の持病がありました。いくら癌を取り除いてもB型肝炎が癌を再発させるのです。
その後、全身に転移した癌の治療の為、抗癌剤治療を4回繰り返し、最初に癌と診断されてから4年目に亡くなってしまいました。癌の治療をしながら最後まで看護師の仕事は止めませんでした。あまりにも真面目な性格が災いしたのです。
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