半断食と脂肪の燃焼

半断食をすると、一番効果的なのが脂肪の燃焼です。その人にもよりますが、半断食でも10日ごとに1キロ~3キロの減量があります。それはもう確実に減量してゆきます。そして、その人の標準体重になるとぴたりと止まります。

 

 半断食は脂肪燃焼の効果だけではありません。うれしい効果が続々と出てきます。自己融解と言いまして、半断食によって栄養が少なくなると、どこからか栄養分になるものを探し始めます。体細胞が勝手にえさ探しを始めるのです。

 

 さしあたって、生命維持に絶対必要なもの以外から、栄養分を取り入れてエネルギーとします。ではどこから栄養分を取り入れるのでしょうか、一番わかりやすいのが血管です。

 

 動脈硬化で血圧の高い人は、血管内にアテロームという不純物が形成されて、血管を細くしています。その為、血液の流れが悪くなり高血圧になっているのです。そのアテロームを餌として消費するようになります。

 

 もちろん自己融解は血管の中だけで起きる現象ではなく、体のあちこちで起こります。脂肪肝という病気があります。肝臓に脂肪が付着して肝臓の働きを悪くしています。この肝臓の脂肪だけを餌として取り除いてくれるのです。

 

 その他、おでき、湿疹、いぼ、ポリープ、など不必要なものはどんどん餌としてエネルギーとして消費されます。怖いもので、動脈瘤がありますが、半断食をすると、この動脈瘤も餌とみなされて取り除いてくれます。

 本断食は一気に自己融解が進み、断食後は体が見違えるように爽快になります。ところが素人がするには危険が伴いますので、断食道場で行ってください。

半断食でも3カ月以上続けて行うと、本断食と同じ効果があります。

 

 体の中には、長年積み重ねてきたゴミがたくさん詰まっているのです。いろいろな症状が出るのはそのゴミが災いしている可能性があります。

 

 そのゴミをすべて取り除いてくれるのが、半断食の効果です。半断食を利用して、体の隅々まで健康を回復してください。