癌は小食に弱い

 過食、間食、糖分の取りすぎ、呑みすぎ、タバコ、などが何十年も続くと、体内のバランスの崩れ、臓器の疲れで、体調が著しく悪化します。この体調が悪いときこそ癌の出番であります。

 

 このような時には免疫機能も、疲れて休憩しています。体内には酸化したドロドロの血液がたっぷり流れています。癌は食べ放題、仲間を増やし放題、拡大し放題です。ここぞとばかり癌細胞は癌の塊である、お城を作ってしまいます。

 

 腹八分に病なし、という言葉がありますが、少食を心掛けている人の場合は、内臓にちょうど良い量の食料が入ってくるので、内臓が疲れません。食料を完全に消化、吸収、排泄しますので体液も酸化しません。

 

 ちょうど良い量の食物が腸の中に入ってくると、腸内細菌がたちまち食べつくし、別の栄養に変えて体内に取り込みます。この別の栄養が人間にとって、もっとも大切な機能を果たします。

 

 牛乳に乳酸菌を入れて放置しておくと、乳酸菌に食べられて、ヨーグルトになり、全く別の栄養素となります。これと同じことが人間の腸内でも起きているのです。

 

 腸が健全であれば、腸で生産される免疫細胞が増え、その活動も活発になります。腹八分で体調の良い体内、その上、活発な免疫細胞が体内を巡回していたのでは、癌の住む所は無くなってしまいます。

 

 また、癌は大量の栄養を必要とします。正常細胞の10倍に当たる糖分を食べる大食漢であります。この癌細胞に対して少食にすると、どうなるのでしょうか?

 

 正常細胞は70兆個もあるといわれています。それに対して癌細胞は数千億個であります。100%の栄養でちょうど満腹だとすると、少食にして95%の栄養しか入ってこないとします。

 

 全細胞は一斉に栄養の確保に乗り出します。短時間で栄養は体内から消え去り、10倍もの栄養を欲しがる癌細胞には栄養が不足してしまいます。正常細胞とがん細胞の間で栄養の取り合いが行われているからです。

 

 次に、この栄養が110%入って来たとします。正常細胞は100%で腹いっぱいになり、それ以上は取り入れようとしません。それに対して癌細胞は流れてくる残り10%の栄養をどんどん取り込み、腹いっぱいになります。

 

 過食、間食、夜食、など余分な食べ物はすべて100%を超えた栄養となります。この状態が何十年も続くと、癌の発生しやすい体質になります。腹8分に病なしとよく言われますが、癌を防ぐには少食が一番良いのです。