糖質制限と癌

 今、大流行の糖質制限、これが癌と深い関係にある事が分かりました。もともと、糖質制限は糖尿病、肥り過ぎの人用に開発された食事療法ですが、腹いっぱい食べても良い、糖質以外は何を食べても良い、アルコールも蒸留酒ならOK、というやり易い、食事療法です。

 

 糖質制限をすると、血糖値がどんどん下がってくるのが特徴ですです。さらに肥り過ぎの人は、10日間で体重が2kgずつ下がってきます。2か月で12kg下がり、その人の標準体重になると、ピタリと止まるのです。

 

 糖尿病専門病院では、この糖質制限の食事療法を取り入れている所が増えています。今までのダイエットで苦しい食事制限をしても、あまり体重が減らなかったのに比べると、食事制限をしないでも確実に体重は減少してきます。

 

 癌患者さんにとっても糖質制限は有効に作用します。癌細胞は高血糖、低体温、低酸素、酸性体質、を好みその環境の中でドンドン増殖します。糖質制限の食生活に切り替えると、まず高血糖が解消されます。

 

 人間のエネルギーは糖質と脂肪によって賄われています。まず糖質がエネルギーとなり、その後、脂肪がエネルギーとなります。過食があると糖質だけで賄われるため、残った脂肪は体内脂肪となって蓄えられます。

 

 糖質制限は肉、魚、脂っこいおかず、もOKですから、糖質が少なくなった代わりに、肉、魚、脂身、などから脂肪がカロリーとなって燃焼します。この脂肪のカロリーは熱量が高く、体温を上昇させます。

 

 私も糖質制限食を実行してみました。私は菜食主義で半断食を実行していますが、体温は平均して36,3度でした。それが糖質制限食に切り替え、肉、魚、脂身、を多くとるように切り替えたところ、体温が36,7度に跳ね上がりました。

 

 肉や脂身は多くとると言っても、今まできっちりと制限していましたので、普通の人の3分の1ぐらいです。魚は普通に食べています。その位の脂肪であっても、脂肪の燃焼カロリーは、糖質に比べて高いのです。

 

 体温が平均で36,7度になったという事は、基礎代謝が増えたことになります。運動しなくても寝ていても、基礎代謝でエネルギーが消費されますので、血液の循環が良くなり、低酸素も解消されるのです。

 

 また、酸性体質は糖質制限と脂肪の燃焼によって、酸性の食品はすべてエネルギーとなって消費され、弱アルカリ性食品が残る事により、体質も弱アルカリ性になると思われます。

 

 糖質制限は低血糖、高体温、高酸素、弱アルカリ性、の体質に変化させる可能性が高いと思われます。これは癌が最も嫌う体質なので、癌細胞の増殖を停止させる効果がある可能性があります。

 

 余分な脂肪の量により個人差はありますが、糖尿病治療の為、糖質制限食を始めた作家の梶山秀樹氏は、わずか3週間で体重が20キロも減りました。その体験をもとに【おやじダイエット部の奇跡、糖質制限で平均22キロ減を叩き出した中年男の物語】という本も書かれたほどです。

 

 人間の細胞は約70兆個。毎日その20%が死に、新しく又生まれ変わっているそうです。その新陳代謝のサイクルは、例えば皮膚なら45週間、動脈なら23週間、胃の内壁は5日、骨は612か月、物質としての身体は1年間で更新されています。

 

 このように食べ物によって人間の身体は常に変化しています。たとえ癌と宣告されても、1年に1回は身体を完全に新しく作り替えているのですから、治してみせるという強い心構えで取り組むと治る可能性が高くなります。

 

糖質制限の食べ物、

分類

食品名

常用量(目安量)

糖質量(g)

ご飯類

精白米ごはん

1501膳)

55,2

 

もち

50(切り餅1個)

25,2

 

ビーフン

70(1人前)

55,3

パン

白い食パン

60(6枚切り1枚)

26,6

 

フランスパン

30(1切れ)

16,

 

ナン

80(1個)

36,5

麺類

うどん(ゆで)

2501玉)

52

 

そうめん

501束)

35,1

 

中華麺(生)

1301玉)

69,7

 

そば(ゆで)

1701玉)

40,8

 

スパゲテイ(乾)

801人前)

57,0

粉もの

餃子の皮

61枚)

3,3

 

コーンフレーク

251人分)

20,3

 

小麦粉(薄力粉)

9(大さじ1)

,

 

パン粉

3(フライ衣用)

,

イモ類

サツマイモ

60(1/3個)

17,

 

ジャガイモ

60(1/2個)

,

 

サトイモ

50(中1個)

17,

 

フライドポテト

50

14,

 

くずきり(乾)

15(鍋物1食分)

13,

 

春雨

10(和え物1食分)

,

野菜

トウモロコシ

90(1/2本)

12,

 

西洋カボチャ

50(5㎝角1個)

,

乳類

牛乳

210(1本)

10,

清涼飲料水

コーヒー牛乳、コカ・コーラ、炭酸飲料水、ジュース類、

ポカリスエット、甘酒、ビール、清酒、甘口ワイン、などはダメ

お菓子類

 

お饅頭、ケーキ、チョコレート、飴玉、ポテトチップ、

チューインガム、スナック菓子、おせんべい、などはダメ

 

おすすめの食品一覧表

豆類

絹ごし豆腐、木綿豆腐、糸引き納豆、油揚げ、豆乳、

野菜類

キャベツ、白菜、小松菜、モロヘイヤ、チンゲンサイ、レタス、

ホウレンソウ、枝豆、オクラ、生姜、白ネギ、大根、ニンジン、

トマト、ナス、玉ねぎ、こんにゃく、もやし、

きのこ類

エノキダケ、生シイタケ、干しシイタケ、シメジ、エリンギ、

ナメコ、マイタケ、

海藻類

味付け海苔、カットわかめ、昆布、モズク、トコロテン,メカブ、

乳製品

チーズ類全般、ヨーグルト、生クリーム、

肉類

牛、豚、鶏、マトン、卵、などの肉類は全般にOKです。

魚介類

魚類全般、スルメいか、貝類全般、スモークサーモン、牡蠣、

酒類

蒸留酒全般、辛口ワイン、焼酎、

発酵食品

キムチ、梅干し、味噌、醤油、納豆、大根の漬物、ヌカズケ、

その他

糖質制限の食品いがいの物はすべてOKです。

なお、興味のある方は「糖質オフ!健康法」江部康二著を読んでください。