瞑想は心の整理術

 瞑想、あまり聞き慣れない言葉だが、現代人にとって最も大切な健康法の1つと言えます。瞑想を取得しているのと、いないのとでは健康に大きな差が出来てしまいます。

 

 例えば夜寝る前に、布団の中で瞑想をしてから寝ると、深い、安定した眠りになります。効果は色々ありますが、これ一つをとっても健康に大きく貢献します。

特に、寝つきが悪い、寝られない、眠りが浅い人にとっては絶対に必要です。

 

 癌を宣告された患者さんにとっては、死の宣告をされたような気持ちになり、大きな不安で、心が押しつぶされそうになる人がいます。癌は気持ちの不安定が大きく作用する疾患ですから、気持ちの落ち込みは癌を増殖させる大きな要因となります。

 

 気持ちが落ち込むと、体内の細胞、60兆すべてが落ち込むのです。心と体は一体ですから、気持ちが落ち込んではいけません。この時、病気と気持ちは、切り離すこともできるのです。瞑想で安定した、ゆったりと落ち着いた気持になることが出来ると、健康にとって大きな貢献が出来ます。

 

 うつ病、イライラ、焦り、怒りっぽい、ドキドキ、など心の変化によって起きる症状には、瞑想が効果を発揮します。イライラ、焦り、などの症状に心が集中すると、よけい症状が増幅しますが、心を切り替えて、全く静寂な世界に心を誘導することによって症状が納まるのです。

 

 心を自由自在に切り替える術、それが瞑想術です。それではここから瞑想のやり方について解説します。椅子に座った姿勢、胡坐をかいた姿勢、あおむけに寝た姿勢、いずれもまっすぐに背筋をぴんと伸ばし、頭からおしりまで1直線になるようにします。

 

 瞑想は呼吸に意識を集中して、頭であれこれ考えた状態から、呼吸と身体の状態へと心を切り替える術であります。鼻先に意識を集中して、自分が鼻先で呼吸の番人になったつもりで、呼吸の出入りを監視します。鼻から空気を吸い込み、鼻から出します。ただ、それだけに心を集中させます。

 

 とてもシンプルな動作ですから、心はすぐに他の考えに移動します。移動したらすぐに、元の呼吸に戻してください。初めは瞑想から心が離れよう、離れようとしますから、離れたと思ったらすぐ、呼吸を整えてください。

 

 初めは瞑想と、無駄な考えの綱引きのようなもので、なかなかうまく瞑想だけに心が集中することは出来ません。何でも訓練が必要ですが、瞑想も訓練でドンドン集中する度合いが高くなります。

 

 初めは呼吸に集中することで神経を使ってください。ある程度、呼吸に集中することが出来ると、睡眠と同じように、神経を全く使わなくても、自然にゆったりとした呼吸が、無意識のうちに出来るようになります。

 

 毎日必ず瞑想していると、そのうちに呼吸を意識しなくても自然な呼吸の中でいつまでも過ごすことが出来ます。いらん考えが浮かばなくなり、呼吸もゆったりと自然な呼吸になり、気持ちの良い、なんとも言えない幸福な感じに包まれる自分を感じる事が出来るでしょう。

 

 初めは3分間の瞑想をして下さい。慣れてくると5分、10分の瞑想を行ってください。3分間の瞑想だけでも、瞑想をする前と、後では自分の心の状態がずいぶん安定していることを感じるはずです。

 

 瞑想は実践を重ねていくうちに、呼吸と身体と心が一つになるようになります。そうなってから振り返ってみると以前あった、イライラ、恐怖、焦り、不安、などから解放されている自分に気づく筈です。

 

 瞑想を日常の生活の一部として取り入れ実践していると、呼吸が変わることによって、肺や内臓の働きが活発になり、血流が改善され、免疫力の向上、基礎代謝も上がります。

 

こうなると色々なところに良い影響が出てきます。頭脳明晰、洞察力が高まる、直観力、想像力の高まり、内も、外も若々しくなる、思いやり深くなり、人間関係が良くなる。等の好影響が出てきます。

 

 私は毎晩、寝る時に瞑想を取り入れています。心を集中することによって、無駄な考えをすることも無くなり、すんなりと眠りにつけます。又、目が疲れた時、肩が凝った時、頭が混乱している時など、すぐに瞑想を3分から5分ほど行います。たったそれだけで、頭がスッキリして次の行動に移れます。