癌と痛み

 癌の痛みは癌の初期、中期には出ないことが多いのです。末期に入って浸潤、閉塞、脳内転移、骨髄転移、などが起きると痛みが出てきます。

 

 手術、抗がん剤治療、放射線治療、などによっても痛みは起こってきます。手術は血管の切断による酸素不足で脳が痛みを発します。

 

 抗がん剤治療、放射線治療の場合、癌細胞は自衛のために乳酸を吐き出し、癌の周りを酸性にします。その為、酸素が遮断され、末梢神経が酸素不足を脳に伝え、痛みとなって現れます。

 

 癌の初期、中期に現れる痛みは、手術、抗がん剤、放射線治療の過程で起きる人為的なものである場合が多い。

 

 癌の痛みは、癌が引き起こすものではなくて、人間がその感部を治そうとする治癒反応なのです。捻挫するとひどく痛くなります。痛みで歩けなくして現状を維持している間に修復します。

 

 痛みは修復するために信号を送り、血液や免疫細胞を呼び集める手段として一時的に保護するためのものです。

 

 抗がん剤治療、は転移、再発、がひどくなった時に、延命治療として行うもので完治させるために行うものではありません。完治は初めから想定されていません。この事をまずシッカリと認識しておく必要があると思います。

 

 完治しないと分かっていながら、抗がん剤治療を進めるのは、治療をすると癌が小さくなるのは事実です。完全に無くなることはまずありません。その為、延命効果があると信じられているからです。

 

 しかし、その代償として、痛み、ダルさ、眠れない、不安、イライラ、頭痛、吐き気、落ち込み、抜け毛、など様々な症状が襲ってきます。体力、免疫力も落ちてきますので、癌体質は進み、転移、再発、などが起きる可能性は増してきます。

 

 多くの有名な先生方が、『抗がん剤治療はするな』というような本を次々と出版しているのは、上記のような本質をよく知っているからです。

 

 しかし、末期がんの痛みは耐えられません。そこでモルヒネなどの薬物に頼るしかその場をしのぐことはできません。モルヒネは痛みを和らげます。しかし、体力は確実に衰退する方向に向かいます。癌に対して無抵抗になるため、癌は増殖のし放題になるからです。

 

 末期がんの痛み止めとしてはまず、抗がん剤治療、放射線治療、手術しなどの

攻撃的な治療は完全にストップすることです。末期がんは完治することは今の現代医学では不可能に近いといえます。

 

 それなら死を覚悟して、攻撃的な治療は辞め、温熱治療に切り替えてください。

 

 癌は熱に弱いという性質があります。患部や体全体を温めてやることが効果を発揮します。腰湯、岩盤浴、サウナ、運動、遠赤外光線、枇杷の葉温灸、生姜シップなど、その患者さんに合った治療法を選択して温めてください。

 

 転移した患部を腰湯で温めたり、遠赤外光線で温めると、痛みが緩和され一時しのぎになります。温度を調節して、4時間~5時間温めても構いません。

 

 不思議なことに末期がん患者さんでも、自然の治療で過ごしていると、いつしか痛みが軽減していることがあります。癌を撲滅するために痛みを出して戦っている身体に対して、癌が嫌う温熱という援軍を差し向けることになります。

 

 痛みを緩和しながら、ある一定の時間を経過すると、薄紙を剥ぐように痛みがなくなってきます。それまで我慢です、頑張って温熱療法で乗り切ってください。