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今話題のオプジーポ

 

 メラノーマ「皮膚癌」と肺癌の特効薬として今話題になっている。その効果は20%の確率だが、驚くのはその薬価だ。100mg.で73万円、2週間投与すると546万円かかる。1年間で3500万円だ。

 

 この薬は今までの抗がん剤と違って、癌細胞を直接たたく薬ではない。免疫細胞を活性化して癌を攻撃しやすくする。さらに癌の逃げ道をふさぎ、癌を効率よく除外するといわれている。

 

 この薬が、高額であるにもかかわらず、人気沸騰中で厚生省の薬価代を年間20%跳ね上げる恐れも出てきた。その為、厚生省も大慌てで、薬価基準の見直しを考えている。

 

 手術、抗癌剤治療、放射線治療に次ぐ、第4の治療といわれるこの治療法に全世界は注目、続々この分野に参加する製薬会社が相次いでいる。莫大に利益が予想されるこの分野にハゲタカが寄ってくるようなものだ。

 

 この薬の良い点は2つある。

 

1つは、癌を直接たたく訳ではないので、正常細胞を傷つけることも少ない。その為、髪の毛が抜けてしまうとか、痛みなどの副作用がほとんど無いといわれている。身体の中にある免疫細胞を活性化する薬品であるからだ。

 

 2つめは、抗癌剤治療を始める前、癌と宣告された時点からオプジーポを使うように勧めている。これはまだ体力が十分ある段階から、使い始める事が免疫細胞の活性化がしやすくなるためだ。

 

 この2つをよく見ると、何のことは無い。我々が提唱している抗ガン治療はしてはいけない、癌体質を改善するため、生活の質を改善して免疫力をアップすることが抗ガン治療に直結する、という理論と同じことだ。

 

 もう一つは、癌と宣告されたらすぐにオプジーポを使うように勧めている。

これも我々が提唱している、体力のある最初から始める事が効果を発揮するという理論と合致する。

 

 という事は、抗ガン治療に行き詰まった世界の医学会が、やっと第4の治療、代替え治療に目を向け始めた、潮目になる可能性が高まって来たことを意味する。免疫療法という意味では、丸山ワクチンとよく似ている。

 

 ただ、金になる医療の開発にしか興味を示さない医学会である。素直に体質改善を前提に押し立てる医療を目指すとは思えない。ひねくり回して、高い医療費を請求する薬剤を開発することだろう。そこには免疫療法であっても必ず副作用が伴ってくる。

 

 このオプジーポも丸山ワクチン同様、効果を本当に発揮させることは出来ないだろう。その理由は2つある。

 

 1つは、オプジーポを使うのが医者である事、医者の頭の中には癌は撲滅しなければならないという固定観念がある為、抗癌治療をしながらオプジーポを使う事になる。これでは爆弾を落としながら、畑を耕すようなもので、ほとんど効果が上がらない。

 

 2つ目は、オプジーポだけで癌を治そうと思ってもそんな簡単なものではない。癌体質という長年作り上げてきた体質の中で生まれた癌である。癌だけを取り除こうとしても、癌体質がそう簡単に変化するものではない。

 

 以上の点から、オプジーポも華々しいデビュウではあるが、やがて丸山ワクチン同様、効果はあまり期待できないと思うが、薬価の高さから、業界のドル箱になる可能性はある。ドル箱であれば業界が手放さないだろう。

 

それに反して、我々の提唱する、正攻法で体質を改善する土台作りは、無料であり、自分の努力で成し遂げられる。癌治療は正攻法でまともにぶつかることが、最も良いのではないだろうか。